アメリカ移住前、移住後のチェックリスト

アメリカへの移住を夢にしている人も多いと思いますが、同時に大変な経験でもあります。検討すべきことがあまりに多く、圧倒されてしまうかもしれません。だからこそ、移住をできるだけスムーズにするために、しっかりとした計画を立てることが大切です。このブログでは、正しいビザの取得から住む場所の確保まで、アメリカへの移住に関するチェックリストをステップごとに紹介します。

米国ビザ申請資格の確認する

アメリカへの移住プロセスの最初のステップは、移住資格を獲得することです。特定の状況に応じて、ビザまたは永住権を取得する必要があるかもしれません。最も一般的なビザは、就労ビザ、学生ビザ、家族ビザなどです。アメリカ移民局(USCIS)のウェブサイトでは、様々な種類のビザが紹介されているのでぜひ確認してみてください。

特に最も良く利用されているビザは以下の通りです。

H-1Bビザ

エンジニア、金融、医療などの専門分野で働いている労働者のためのビザです。

F-1ビザ

米国の教育機関での就学を希望する人のための学生ビザです。

B-1ビザ

会議出席、契約交渉、研究など、ビジネスに関連した活動のために渡米する個人のためのビジネスビザです。

L-1ビザ

企業内転勤のためのビザで、企業の海外支店から米国支店に転勤する個人のためのビザです。

O-1ビザ

科学、芸術、教育、スポーツなどの分野で能力を持つ個人のためのビザです。

グリーンカード

アメリカに永住し、働くことを許可する永住権です。

J-1ビザ

仕事と旅行のプログラムやインターンシップなどの文化交流プログラムに参加する個人のための交流訪問者ビザです。

Kビザ

アメリカ市民の婚約者が結婚をするために渡米するためのビザです。

E-2ビザ

米国のビジネスに投資する個人のための条約投資家ビザです。

詳細は、在日米国大使館と領事館の公式ホームページからご確認ください。

住みたい州と都市を決める

渡航資格を獲得したら、次のステップは渡航先を調べることです。アメリカには週によって、生活費、雇用市場、文化の違いなどが大きく変わってきます。調べることが含まれます。現地の日本人コミュニティーや駐在員グループ、SNSを利用して住みたい州と都市を選びましょう。

日本人に人気なアメリカの都市を以下に紹介します!

サンフランシスコ・ベイエリア、カリフォルニア州

サンフランシスコ・ベイエリアには多くの日系アメリカ人が住み、また日本人のエキスパートも多くいます。この地域には多くの日本文化やビジネス団体があります。

ロサンゼルス、カリフォルニア州

ロサンゼルスはアメリカ国内で最大の日本人の人口を持ち、リトルトウキョウと呼ばれる日本文化に豊かな街があります。

ホノルル、ハワイ

ホノルルには多くの日系アメリカ人が住んでいます。また、日本人観光客やビジネスマンにも人気です。

ニューヨーク、ニューヨーク州

ニューヨークには活気あふれる日本人コミュニティがあり、多くの日本のビジネスや文化団体があります。

ワシントンD.C.

ワシントンD.C.地域には多くの日本人コミュニティがあり、多くの日本のビジネスや文化団体がこの地域に存在しています。

シアトル、ワシントン州

シアトルは、日本の大手企業が多く存在し、また、日本文化を受け入れている環境も整っていることから、日本人にとって魅力的な都市の一つです。

アメリカでの住居を探す

アメリカへの移住で最も重要なことの一つは、住む場所を見つけることです。アパート、コンドミニアム、一戸建てなど、さまざまな選択肢があります。不動産業者を利用して住まいを探すこともできます。さらに、より永続的な解決策が見つかるまで、一時的にアパートを借りたり、短期間ホテルに滞在することも検討できます。住む場所を探すときは、職場や学校に近いかどうか、公共交通機関へのアクセス、安全性などの要素を考慮することが重要です。また、さまざまな地域をリサーチして、自分に最も適した地域を見つけるのもよいでしょう。

アメリカで住居探しができる人気のオンラインプラットホームを以下に紹介します。

Zillow

Zillowは、アメリカで最大の不動産・賃貸企業です。アパート、一戸建て、マンションなど、幅広い賃貸情報を提供しており、多く物件を見ることができます。

Apartments.com

Apartments.comは、賃貸マンション・アパートの検索に特化したプラットフォームです。豊富な賃貸物件と、特定の条件での検索やフィルタリングが可能なユーザーフレンドリーなインターフェイスを提供しています。

Craigslist

Craigslistは、賃貸アパートメントを探すのによく使われるサイトですが、その他にも家具の取引を行ったり、いらなくなった物を人に譲ることができるサイトとしてアメリカで有名です。日本のジモティーのようなプラットホームです。

銀行口座を開設する

住む場所が決まったら、銀行口座を開設することが大切です。そうすることで、家計の管理や請求書の支払いが容易になります。また、いろいろな銀行を調べて、サービスや手数料を比較することも大切です。銀行口座を開設する際には、パスポート、ソーシャルセキュリティ番号、住所証明などの書類を提出する必要があります。

アメリカの大手銀行を以下に紹介します。

  1. JPMorgan Chase
  2. Bank of America
  3. Wells Fargo
  4. Citibank
  5. U.S. Bancorp
  6. TD Bank

健康保険に加入する

健康保険に加入することは、アメリカへの移住手続きにおいて重要なステップです。これにより、必要な時に質の高い医療を受けられるようになります。民間の医療保険、メディケイドやメディケアのような公的プログラムなど、様々な選択肢があります。また、保険プランによっては特定の治療がカバーされない場合があるので、様々な要素を考慮することが重要です。

アメリカの保険制度は日本とは異なり、救急車で病院に搬送されただけで、何十万円の医療を請求されたりすることがあります。保険に加入していても場合によっては多額の請求が来ますので、しっかりとした保険に入ることが重要です

ソーシャルセキュリティーナンバーを取得する

アメリカに永住する場合、ソーシャルセキュリティに登録する必要があります。これにより、失業や身体障害になった場合に給付金を受け取ることができるようになります。登録には、パスポート、出生証明書、ソーシャルセキュリティ番号などの書類が必要です。ソーシャル・セキュリティ給付金の申請は、ソーシャル・セキュリティ・アドミニストレーション(SSA)にて行うことができます。

こちらから、SSAの公式サイトをご確認ください。

アメリカの運転免許証の取得する

アメリカで車を運転する予定がある場合は、運転免許証を取得する必要があります。免許証の取得に必要な条件は州によって異なるため、居住する州の特定の条件を調べることが重要です。一般的には、筆記試験と路上試験を受け、パスポート、出生証明書、ソーシャルセキュリティ番号などの書類を提出することが必要です。また、他の国で有効な運転免許証を持っている場合、それをアメリカに移すことができる場合があることも重要な点です。

日本で免許を持っている場合は、アメリカで書類手続きをするだけでその州の免許証を取得できます。ちなみにワシントン州では、日本の運転免許証を持っていると書類手続きだけで簡単に免許証を取得できます。もしも、アメリカに移住直後に運転をしなければならない場合は日本で国際運転免許証を発行するべきです。その方法はこちらの警視庁の公式ホームページをご覧ください。

アメリカで仕事を見つける

アメリカへの移住で最も重要なステップのひとつは、雇用または教育による地位を見つけることです。就労ビザで渡米する場合は、渡米前に仕事を見つけておく必要があります。これは困難なプロセスなので、自分の専門分野の求人情報を調べ、同じ業界の専門家とネットワークを作ることが重要です。学生として渡米する場合は、大学やカレッジについて調べ、入学を申請する必要があります。

アメリカで仕事の求人を見つける方法

  1. LinkedIn
  2. Indeed
  3. Glassdoor
  4. Monster
  5. SimplyHired
  6. ZipRecruiter

F1ビザで滞在している学生の場合は、大学内でのアルバイトのみが許可されているなどのルールがありますので、それぞれのビザの規制を守るようにしましょう。

結論として、アメリカへの移住は複雑なプロセスが伴い、適切な計画を立てなければスムーズに渡航できません。以上で紹介したこれらのステップは個人によって異なることがあります。例えば、H1Bビザ(駐在ビザ)の方は既に仕事がある上で移住になります。これらを踏まえてしっかりと下調べをしてから渡航するようにしましょう!アメリカでの新生活を楽しんでください。